今の職場が人手不足、退職したがっている人が自分以外に何人かいる、退職希望を伝えたら引き止められそうなど、退職したいけど言いにくいと思っている看護師は多いはずです。
しかし、退職が言いにくいと渋っていると退職することはできません。
この記事では、退職したいけどなかなか言いにくいと悩んでいるあなたのために悩まずに退職するための方法について説明しています。
これを読めばあなたもスムーズに退職することができるかもしれません。
看護師が退職を言いにくくなってしまう理由
看護師が退職を言いにくい理由として、これらのことが考えられます。
あなたが退職を言いにくいと思う理由はどれでしょうか?
人手不足で自分が辞めてしまったら…と考えてしまう
看護師の人手が足りていない職場はたくさんあります。
そのような状況の中で自分が辞めてしまうことにより、周りに負担がかかり迷惑をかけてしまうと思うと退職が言いにくい状況になってしまいます。
また、自分以外にも退職予定の人がいるとさらに辞めづらくなってしまいますよね。
周りの反応が気になる
人手が足りていなかったり、常に忙しい職場だったりすると「みんなこんなに大変な思いしているのに辞めるの?」「もう少し辞める時期を考えてほしい」とか、若手の看護師の場合だと「まだ◯年しか働いていないのにもう辞めるんだ」など周りから思われてしまいそうで怖いという思いもあるでしょう。
それによって、退職を言いにくくなる状況になってしまうこともありますよね。
上司や先輩から辞めないように圧をかけられる
人員が減ってしまうと職場としてはもちろん困るので、なるべく辞めないように師長や先輩から圧力をかけられたり、うまく言いくるめられたり、次年度の役割を早いうちから任されたりなど、退職を言いづらい環境にされてしまうこともあるでしょう。
退職が言いにくい。悩まずに退職するための4つの方法
退職が言いにくいからといって、退職を諦めて嫌々今の職場で働く必要はもちろんありません。
では、ここで悩まずに退職するための方法について紹介していきます。
早いうちから退職を周りに伝えておく
社会人として当たり前かもしれませんが、退職すると決めたらなるべく早いうちに周りへ(もちろん師長にも)退職の意志があることを伝えましょう。
たとえ退職が2.3年後の話でも構いません。
早めに伝えておくことで、次年度の役割などを割り振られるのを防ぐことができたり、退職することに対して自分が周りへ変に気を使ったり、気まずい立場に立ってしまったりすることも少なくなるでしょう。
師長などに相談する
これは師長によっては難しくなるかもしれませんが、悩まずに退職するための一番確実な方法です。
もし相談しやすい師長であるなら、あなたが退職したい理由や退職するにあたり悩んでいることを相談しましょう。
しかし、相談していく中でやはり言いくるめられてしまう可能性もあるのではっきりと退職の意向であることは伝えましょう。
嘘を付く
退職することをなかなか認めてもらえなさそうというのであれば、嘘をついて退職を伝えるのも一つの方法です。
そのような場合の退職理由としては次のようなものがあります。
- 「急に家族の介護(看護)が必要になった」
- 「結婚することになり県外に引っ越す」
- 「夫の転勤が決まった」
このようにどうしても今の職場を退職せざる負えない理由を伝えましょう。
ただし、周りに嘘がバレないように十分注意する必要があります。
退職代行サービスを利用する
どんな方法を使っても退職が難しそうと悩んでいるのであれば、退職するためのサービスを利用するという方法もあります。
退職代行サービスは、あなたに代わって職場へ退職の手続きをしてくれます。
もちろん、あなたが職場とやり取りする必要もありません。
円満退社は難しくなるかもしれませんが、退職したい気持ちが強いのであればこのようなサービスを利用してみるのもいいかもしれませんね。
退職が言いにくくても割り切る気持ちも大切
私自身も退職の経験があります。
私の場合は夫の転勤のために退職したのですが、同時期に辞めるスタッフが複数いて、また、夫の転勤も年度末ギリギリに決まったためやはり師長へ退職の言いづらさはありました。
その後、退職することを知った先輩からは「〇〇さん(私)も辞めるんだね!」と声をかけられたり、休憩室で「今年は退職者が◯人もいるんだって!」と話しているのを聞いたりで、申し訳なさや居心地が良くないと思ったこともあります。
しかし、「あともう少しで辞めるんだしその間の辛抱だ」と割り切って退職する日まで過ごしました。
退職の意思さえ伝えてしまえば、あとは退職するまでの少しの期間耐えればいいのでどうしても退職したいのであれば割り切っていくことも大切です。
【まとめ】看護師、退職が言いにくいからと言って悩み過ぎないで!
職場に退職を申し出るのはなかなか勇気がいりますよね。
また、いろいろなことを考えてしまうと退職が言いにくいと思ってしまうかもしれません。
しかし、いくつかの方法を知っておくことで悩まずに退職することができるでしょう。
- 退職することを決めたら早いうちから退職の意思があることを師長を含め周りに伝えておく
- 相談しやすい師長であれば退職することについて相談してみる
- どうしても辞めざる負えないような理由で退職を伝える
- なにをしても難しそうな場合は退職代行サービスを利用して退職する
また、退職することは労働者の権利でもあるので、あまり悩みすぎず割り切りくらいの気持ちで退職を伝えましょう。
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