・妊活したいけど時間がなかなか取れない(クリニックに通いづらい)
・病院勤務のフルタイムの正社員は疲労やストレスが多い
・今後不妊治療を考えている
これらの理由などにより、妊活するためにパートを検討している看護師もいるのではないのでしょうか?
私自身も妊活を始めるにあたり働き方に迷ったことがありますが、不妊治療を見据え妊活と仕事を両立させたかったのでパートで働くことにしました。
私は結果的に妊活と仕事がとても両立しやすくなったのでパートを選んで良かったと思っています。
私のように妊活をしながら仕事も両立させたいという方には、パートはとてもおすすめの働き方です。
今回、パートをおすすめする理由を私の経験を踏まえてお伝えします。
看護師が妊活するのにパートをおすすめする理由
フルタイムの正社員看護師からパートになった私の勤務状況の変化からパートをおすすめする理由を以下で説明していきます。
病院で正社員看護師として働いていた私は、退職後しばらくしてから健康支援事業の仕事にパートとして雇われました。
パートになってから次のように変化しました。
〈 病院で正社員勤務 〉
勤務体制 | 2交代 夜勤や長日勤の日は拘束時間がとても長かった |
残業 | 定時で帰れる日はほぼなく1時間以上の残業は当たり前 |
その他 | 通常業務以外の仕事(係の仕事や研修の課題・準備など)で休みが削られる日もあった |
〈 健康支援事業でパート勤務 〉
勤務体制 | 日勤のみ(私は9時〜16時で働いていました。) |
残業 | 毎日定時で帰ることができた |
その他 | 働く日数や時間を自分で希望できたので、週4日で働いていた 通常業務以外の仕事は全くなかったので休みの日はしっかり休めた |
看護師としての仕事内容(病院勤務から健康支援事業)が変わったのもありますが、パート勤務になったことで仕事に取られる時間がかなり減りました。
そして次のようなメリットを得ることができました。
働きたい日数や時間を希望できるので疲労が減る
病院の看護師の仕事はとてもハードであり仕事の後どっと疲れることが多かったです。
また、正社員で働いていたときは、長日勤や夜勤などハードな勤務が当たり前のようにあり疲れがなかなか取れず疲労が溜まることもよくありました。
妊活する上で疲労はよくありません。
パートになってからは自分の働きたい日数や時間を希望することができたので、正社員のときに比べてかなりゆったりと働くことができるようになり疲労を感じることもかなり少なくなりました。
残業がほぼないので通院もしやすくなった
正社員で働いていたときは、時間外の仕事は当たり前で帰りが遅くなることも頻繁にあり仕事後に予定を入れるのは難しかったです。
しかし、パートになってから決まった時間内で働くので残業することはありませんでした。
定時で帰れていたので、仕事後に自分の予定を入れやすくなり、私は不妊治療のクリニックへ通院することも多かったです。
仕事量が減ったことでストレスも軽減した
妊活にはストレスもよくないです。
私は、パートで働くようになってから明らかにストレスが軽減されました。
働く場や働き方を替え、週4日勤務の夜勤のない仕事になったのももちろんあるのですが、仕事量が減ったのも大きな要因です。
正社員で働いていたときは、通常の業務以外に係の仕事や研修の課題や準備などに追われることもよくあり、仕事の後や休みの日を使って取り組むことも多々ありました。
そのようなものがなくなっただけでもかなりストレスが軽減されました。
不妊治療を考えているのであればなおパートをおすすめしたい
不妊治療(特に体外受精)を始めると仕事との両立が大変になることがあります。
不妊治療では通院頻度が多くなり次回の来院日が突然決まることもよくあるので、場合によっては勤務や休みの調整をその都度してもらわなければいけなくなります。
私の場合、体外受精の治療中は採卵日までに2〜3日に1回は通院をしていました。
もし正社員で不妊治療をする場合、そのたびに勤務の調整をしてもらわなければいけなくなるため勤務希望を申し出にくくなったり、周囲の目が気になってしまうこともあるかもしれません。
不妊治療と仕事の両立をさせるためには職場の理解や協力も必要です。
パートであれば、比較的勤務や休みの調整はしてもらいやすく、仕事の後に通院することも可能になるので不妊治療との両立がしやすくなり自分の負担もかなり減ります。
看護師が妊活するのにパートはおすすめだけれどデメリットもある
ここまで、妊活のためにパートで働くことのメリットばかりを話してきましたが、もちろんデメリットもあります。
パートになったことで私が感じたデメリットを3つ紹介します。
給料は下がる
当然ですが、正社員に比べるとパートは給料が下がりボーナスもなくなります(働く場所によってはパートでもボーナスがもらえるところもあります)。
私の場合は収入面に関して次のような変化がありました。
〈 病院で正社員勤務 〉
月収 | 30万程度 |
ボーナス | 80万前後 (夏・冬合計) |
自分の給料からの毎月の貯金額 | 5万 |
〈 健康支援事業でパート勤務 〉
月収 | 10万程度 |
ボーナス | なし |
自分の給料からの毎月の貯金額 | あまりできず |
これは私の一例です。
贅沢する頻度や貯金額は以前よりかなり減ってしまいました。
しかし、全く収入が途絶えたわけではないので生活していくことは可能でした。
私は扶養範囲内のパート勤務だったので収入は月収10万程度でしたが、扶養範囲外でパートとして働けばこれよりもまだ多くの収入を得ることは可能です。
しかしその分、仕事に時間を取られてしまうので、高時給の職場を探し効率よく働くのがおすすめです。
育休がもらえない場合がある
パートでも育休をもらうことは可能です。
しかし、パートで育休をもらう場合は以下の条件に当てはまらなければいけません。
よって、次に当てはまる場合は育休はもらえません。
私がパートで働いていたところは小規模の職場で、出産で欠けたときには私の代わりに別の人員が補充される予定があったため、そのまま退職扱いとなり育休をもらうことはできませんでした。
パートという働き方に慣れてしまい今後正社員として復帰し働けるか不安
パートは自分の希望する日数や時間で働け、プライベート時間の確保ができ家庭との両立がとてもしやすく、私はその生活に慣れてしまいました。
もしも今後、金銭的なことなどを考慮して正社員で働く場合、以前のようにフルタイムの正社員で働くことができるのかという不安があります。
しかし、パート職員からそのまま正社員として働くことができる職場もあるため、パートから徐々にその職場の仕事や環境に慣れて、いづれは正社員として働けるような職場を見つけていこうかなと思っています。
看護師の私が妊活のためにパートをしてみて実際に感じたこと
私が妊活のためにパートをしてみて感じたことがいくつかあります。
子どもがいない状態でのパート勤務の希望だったけれどすんなり受け入れてもらえた
私は、パートを始める前はパートは子育てをしている人がしているイメージが強かったです。
なので、子どもがいない主婦だと「なんで子どもがいないのにパートを希望するんだろう」「あまり仕事にやる気がないのかな」など思われてしまうのではないかと不安になり、採用してもらえるのか、また、その職場でどのように思われてしまうか気になってしまいました。
しかし、思いのほかパートとしてすんなり受け入れてもらうことができました。
給料は下がったけど後悔する要素を減らすためにパートを選択してよかった
さきほどお話したように正社員のときに比べ大幅に給料は下がりました。
しかし、私は正社員で忙しく働きながらストレスを抱え妊活するよりも、自分の働きたい時間で働き、仕事でのストレスを抱えず妊活したかったのでパートという働き方はすごく合っていました。
仕事をしながら妊活や不妊治療を行う上で後悔してしまう要素を減らすためにも働き方を変えるという選択はアリだと思いました。
時間に余裕ができるので時間の有効活用が大切だと感じた
子どもがいない場合パートであると時間に余裕があります。
私は特に打ち込めるほどの趣味がなく、家族や友達も県外にいたため時間を持て余すことが多かったです。
時間に余裕があると妊活でうまくいかなかったとき、考え込んでしまい悩む時間ができてしまうので、永遠と妊活のことばかり考えてしまい逆にそれがストレスになることもありました。
なので、妊活以外に目を向けることができるような時間の使い方が必要だと感じました。
看護師が妊活のためにパートを探すにはどうしたらいい?
看護師がパートを始めるためのおすすめの方法を紹介します。
今の職場で正社員からパートに変えてもらう
もし、あなたが今の職場から他の職場へ変わりたくない場合は、上司へパートの勤務に替えてもらえないか相談してみましょう。
今の職場でパートとしてそのまま働くことができた場合、新しい職場で1からやっていく必要がなくなります。
また、働き慣れた環境のほうがストレスも少なくなるかもしれません。
今の職場を辞めて新しい職場のパートを探す
今の職場を辞めて新しい環境でパートを始めたい、または、今の職場ではパートとして雇ってもらえないという場合もあると思います。
私は新しい職場でパートとして働いていたのですが、今までとは全く違った看護の分野を経験することができ、その分野でさまざまな経験を積むことができました。
パートだったからこそ新たな環境でやっていくことの負担やストレスは正社員よりは少ないように感じました。
看護師が仕事を探すには主に次のような方法があります。
私は上記すべての方法で仕事を探しましたが、一番のおすすめは看護師の転職サイトを利用することです。
そう感じた理由は看護師転職サイトに次のようなメリットがあるためです。
- 看護師業界を知り尽くしたプロのアドバイザーが働き方のアドバイスをしてくれる
- 自分の条件にあった仕事を探してもらえる
- 一般には公開されない求人(非公開求人)を持っていることがある
- 求人先とのやり取り、面接の日程調整、履歴書添削、面接対策、条件交渉など自分一人では大変なことをやってもらえる
- 内部情報を持っていることがある
- 登録するとすべて無料で利用することができる
実際に私は看護師の転職サイトを利用したことで自分にあった働き方や職場を見つけることができ、パートとして働き始めることができました。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください>>看護師が妊活のために転職したい!知っててほしいことと実際に利用した転職サイトを紹介
【まとめ】看護師が妊活と仕事を両立させたいのであればぜひパートを検討してみて
看護師はハードで不規則な仕事であるため、正社員として働きながら妊活をしていくことは負担になる可能性もあります。
もし、不妊治療を考えているのであれば、より一層パートという働き方をおすすめしたいです。
パートであれば
- 仕事での疲労を感じることが少なくなる
- 通院がしやすくなる
- 仕事のストレスが減る
などのメリットがあり、負担が減るので妊活がしやすくなります。
妊活と仕事をうまく両立させて行きたい場合、ぜひパートを検討してみてください。
もし、新しい職場を探すのであれば看護師転職サイトの利用をおすすめします。
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